【 スマートフォンのウィルス対策は必要か? 】
スマートフォンはPCに近い存在として世の中に認知されつつあるような気がします。以前は単なるオタクの持ち物だったのですが、スーツのサラリーマンがスマートフォンを手にして作業をしている姿も結構見るようになってきました。そうなってくるとPCで一般化しているセキュリティ対策のことも考える必要が出てきます。
WindowsMobileのウィルス対策ソフトもリリースしているシマンテックの方のインタビュー記事が出ています。
ITmedia +D モバイル:スマートフォンが“盗聴器”になる前に対策を──シマンテックの山中氏 (1/2)
「スヌープウェアは例えば、端末内のカレンダーの内容を参照して持ち主の予定をキャッチし、(会議などの予定に連動させる形で)勝手にマイクをオンにして盗聴させたり、ひどいときにはカメラを起動して写真やムービーを撮る。Windows Mobile向けのスヌープウェアはまだ確認されていないが、携帯特有のリスクを突いたウイルスが出てくるのは時間の問題かもしれない」
ということなのですが、この記事、私には少々違和感が・・・
まず、WindowsMobileのウィルス騒ぎがほとんど聞いたことがないこと。
PCの場合、日々いろんなウィルスが生まれ、その亜種も生まれてということで対策は必要と思います。
でもWindowsMobileのウィルスはほとんど見聞きしません。これは絶対的ユーザー数が少ないことがあると思いますね。MacよりもWindowsのウィルスが莫大に多いわけですから。
現在のWindowsMobileに搭載されているCPUでは、カメラやムービーなどのアプリケーションを起動して気がつかないことはほぼありえません。すごい動作が重くなりますからね。メールでさえもかなりCPU消費します。その中でウィルス対策ソフトを入れるということはアクセスを全て監視する必要がありますから、動作がかなり遅くなるでしょう。
というわけで、WindowsMobileのウィルスを心配してウィルス対策ソフトを入れるのは、例えて言うなら、
「別に血圧の高くない人が、塩分を心配して日々の食事を全て減塩しょうゆにする」
※もちろん外食・飲み会は禁止(笑)
といった感じでしょうか。体にいいことはいいのですが、価格は高くつきますし、塩分が足りないので美味しくないと思います。つまらないですしねえ。
この元記事の方はもちろんシマンテックの方ですから、売る必要があるので、危険性を言っていく必要はあるんでしょうが。
あくまで個人的な意見では、現在WindowsMobileのウィルス対策は要らないと思います。
それよりも落としたときのリスクの方が非常に大きいです。現状パスワード管理が必要になってしまいますが、指紋認証やリモートロック、暗号化などの仕組みはスマートフォンだからこそ必要ではないでしょうか。そういった意味でのセキュリティ対策は、各社早急に行ってほしいものです。
※追記
記事を書いてから他サイトを巡回していたら、いつもお世話になっているMOBILE DAILY NEWS blog版のyamadaさんが私と近い感想をお持ちのようでした。謹んでリンクをさせていただきます。
MOBILE DAILY NEWS blog版 - ITmedia +D モバイル,スマートフォンが“盗聴器”になる前に対策を──シマンテックの山中氏
WindowsMobileのウィルス対策ソフトもリリースしているシマンテックの方のインタビュー記事が出ています。
ITmedia +D モバイル:スマートフォンが“盗聴器”になる前に対策を──シマンテックの山中氏 (1/2)
「スヌープウェアは例えば、端末内のカレンダーの内容を参照して持ち主の予定をキャッチし、(会議などの予定に連動させる形で)勝手にマイクをオンにして盗聴させたり、ひどいときにはカメラを起動して写真やムービーを撮る。Windows Mobile向けのスヌープウェアはまだ確認されていないが、携帯特有のリスクを突いたウイルスが出てくるのは時間の問題かもしれない」
ということなのですが、この記事、私には少々違和感が・・・
まず、WindowsMobileのウィルス騒ぎがほとんど聞いたことがないこと。
PCの場合、日々いろんなウィルスが生まれ、その亜種も生まれてということで対策は必要と思います。
でもWindowsMobileのウィルスはほとんど見聞きしません。これは絶対的ユーザー数が少ないことがあると思いますね。MacよりもWindowsのウィルスが莫大に多いわけですから。
現在のWindowsMobileに搭載されているCPUでは、カメラやムービーなどのアプリケーションを起動して気がつかないことはほぼありえません。すごい動作が重くなりますからね。メールでさえもかなりCPU消費します。その中でウィルス対策ソフトを入れるということはアクセスを全て監視する必要がありますから、動作がかなり遅くなるでしょう。
というわけで、WindowsMobileのウィルスを心配してウィルス対策ソフトを入れるのは、例えて言うなら、
「別に血圧の高くない人が、塩分を心配して日々の食事を全て減塩しょうゆにする」
※もちろん外食・飲み会は禁止(笑)
といった感じでしょうか。体にいいことはいいのですが、価格は高くつきますし、塩分が足りないので美味しくないと思います。つまらないですしねえ。
この元記事の方はもちろんシマンテックの方ですから、売る必要があるので、危険性を言っていく必要はあるんでしょうが。
あくまで個人的な意見では、現在WindowsMobileのウィルス対策は要らないと思います。
それよりも落としたときのリスクの方が非常に大きいです。現状パスワード管理が必要になってしまいますが、指紋認証やリモートロック、暗号化などの仕組みはスマートフォンだからこそ必要ではないでしょうか。そういった意味でのセキュリティ対策は、各社早急に行ってほしいものです。
※追記
記事を書いてから他サイトを巡回していたら、いつもお世話になっているMOBILE DAILY NEWS blog版のyamadaさんが私と近い感想をお持ちのようでした。謹んでリンクをさせていただきます。
MOBILE DAILY NEWS blog版 - ITmedia +D モバイル,スマートフォンが“盗聴器”になる前に対策を──シマンテックの山中氏
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